【エンジニア向け】初めての転職の注意点

転職ノウハウ

はじめに

今日は「【エンジニア向け】初めての転職の注意点」という内容でブログを書いていこうと思います。年齢に関係なく転職が初めてだとすると注意する項目がいくつかあります。これから初めての転職を考えている方がいらしたら、是非参考にしてください。

転職前の注意点

転職エージェントを信じすぎない

最近では転職エージェントを使って転職する方が多いと思います。もちろん優秀なエージェントは力強い見方です。ただし、彼らもあくまでビジネスですので、100%信用するのも危険です。注意すべきエージェントのトークを書いておきます。

  • あなたの年齢を考慮すると、すぐに求人に応募した方がいい
    • 正直一ヶ月や二ヶ月で転職難易度が劇的に変わる事はありあません。応募先は自分のペースで慎重に決めましょう。
  • あなたは高い年収をもらっているから、次の会社では年収を下げる必要がある
    • 僕は年収600万円のころも、1000万円以上もらってからも毎回同じことを言われています。この類のトークは聞き流してOKです。
  • 履歴書(または経歴書)に希望の年収を書いたほうが良い
    • これは上記の項目と合わせて、確実に応募者を転職させるための(確実にエージェントが利益を稼ぐための)施策です。できるだけ合格がもらえるように低めの年俸を書いてたくさんオファーをもらうのと、履歴書に希望年収が書いてなくとも、ちゃんとあなたの実力を判断してくれた1社からいまより良い年俸のオファーをもらうのだととちらが嬉しいでしょうか?希望の年収を書く必要はまったくありません。また書くのであれば、最低限必要な年収ではなく、本当にほしいと思っている金額を書きましょう。
  • 業界の慣習で最初に求人を紹介したエージェントから応募する必要がある
    • こんな慣習はありませんので無視しましょう。
  • あなたの経歴だとコンサルが一番適している
    • 一般的にコンサル業界は流動性が高い(たくさん辞めていくので)ので採用枠もたくさんあります。とりあえずコンサルを勧めてくるエージェントは、利益重視のエージェントなので避けたほうが良いでしょう。
  • 年収が高い転職をする方が次の企業を長く勤められる
    • これも同じように、高い年収で転職したほうがコンサルに入る手数料も多くなります。年収だけで次の転職先を判断するのは危険なので注意しましょう。
一社しかエージェントを使っていない

転職に慣れていない人が、一社のエージェントとだけ会って 良いエージェントなのかどうか判断するのは非常に難しいです。

できれば3社以上のエージェントと面談を行い、一度比較を行ってから実際に転職をサポートしてもらうエージェントを決めましょう。
希望年収を謙遜する必要はない

転職は企業からの求人の需要と、転職する応募者のスキルの供給のバランスで成り立っています。優秀な応募者を、安い年収で売り出せば 転職が成功する確率は上がりますが、その応募者は本来の年収より安い金額で転職する事になります。

前述しましたが、転職のゴールは安い年収でたくさんの合格通知を受け取ることではありません。1社でも良いので、あなたの本当の価値に適正な金額を払ってくれる会社を見つけることです。99社に無視されても良いのです。あなたの事を本当に必要だと思う1社が見つかれば良いのです。その1社に合わせた価格設定を行いましょう。

企業情報はできる限り自分で調べる

転職エージェントが優秀だと、あれこれエージェントに依頼して情報を集めたくなります。ただ、転職するのはあなた自身です。まずは自分で情報を調べてみて、自分では集めきれない情報をエージェントにサポートしてもらいましょう。

自分で調べられる情報としては

  • その企業の従業員数
  • 事業規模
  • プロダクト(実際使ってみる)
  • 求人情報(求められている人材やスキル等)

エージェントから集める情報

  • 企業カルチャー
  • リモートワークや残業の状況
  • 面接の傾向

転職活動中の注意点

転職先が決まるまでは同僚に話さない

転職活動が進んでくると転職活動を行っていることについて同僚に話したくなるかもしれませんが、そこはぐっとこらえましょう。その企業から実際にオファーがもらえるかどうかは、進んでみないとわかりません。また、オファー金額があなたの望んだ金額ではないかもしれません。

最悪の場合、転職先が決まる前に現職に在籍しずらくなる状況になるかもしれません。

転職するかどうかは、オファー金額を見てから初めて決めるぐらいのつもりでいましょう。
面接の際にネガティブな転職理由を言う必要はない

転職で会社を辞めていく人にアンケートを取ると、一番多い転職理由は「直属の上司」です。ただし、それを実際に採用面接で話す人はいません。直接のきっかけはそれだったとしても、本当にそれだけが理由の人は実際には少ないんじゃないでしょうか?エンジニアであれば、新しい技術を身につけたいとか、より大規模なシステムに関わりなたい等という前向きな理由もあるはずです。

面接ではそういった前向きな理由の方で説明しましょう。
オファーが決まってから転職するまでの期間は2ヶ月から3ヶ月とっていい

面接のときに、いつ頃から勤務開始できますか?と聞かれると思います。ここは特に急ぐ必要はありません。大抵の候補者は転職するのに2か月から3か月かかりますし、転職先の企業もそれをわかっています。もちろん早めに転職してくれたら嬉しいので急かしてきますが、それが理由で その候補者にNGを出したりしません。現職の引き継ぎや有給消化をちゃんとしてから転職できるように調整しましょう。

面接の準備は必ずする

新卒の採用面接に比べて、中途の採用面接は まわりに相談できないので自分でいろいろな事を準備する必要があります。それだけに、まわりと差がつきやすいものです。私は採用する側でも面接をしていますが、準備をしている候補者と、していない候補者では雲泥の差があります。中途採用こそ面接対策をきっちりしてライバルの候補者と差をつけましょう。

企業への質問は事前に用意しておく

面接官は最後に必ず「何か質問がありますか?」と聞いてきます。この質問は単純に時間があまったからしているわけではなく、

この質問の回答で応募者のやる気や事前の準備状況を判断しています。

面接の中で必ずされる質問は、そう多くありません。必ずされるとわかっている質問に対してはしっかりと準備をして、確実にポイントを稼ぎましょう。

リモートでも企業へ訪問しているつもりで面接に望む

採用側として面接をしていると、たまに普段のリモートワークと同じのりで面接に参加している人に会います。たしかにリモート面接はその手軽さから、対面の面接よりも気軽に受けることができます。しかし、あくまでも面接だという事を忘れるのはだめです。面接を受ける体制として以下は準備をしましょう。

  • スーツを着る(会社によってはジャケットでもOK)。
  • 背景を設定している場合は面接でもおかしくないものに変更する。
  • WEBカメラやマイク、イヤホン等 落ち着いて話ができる機材を整備する。
  • PCの電源が途中で切れないようにアダプターに接続する。
  • はじめに自分から頭を下げて挨拶をする。

次の会社に転職するまでの注意点

転職先はできるだけ秘密にする

多くの会社は、入社した際の契約書に 競合企業への転職はNGという内容が書いてあります(実際に効力があるかは別ですが)。また、転職先が現職の取引先だったりすると関係が悪化する可能性があります。転職したことであなたに嫉妬する同僚が現れる可能性もあります。思わぬところで、あらぬ噂を立てられて 転職先の業務に支障をきたしてもあなたが損をするだけです。転職先に関しては、できる限り秘密にしておきましょう。

退職交渉は転職先が決まってから進める

これは前述していますが、最悪転職先が決まっていない段階で退職するという状況になる危険性があります。退職交渉は必ず転職先が確定してからにしましょう。

引き継ぎはきっちり行う

転職する会社ですが、この先あたなの経歴にはついてまわります。最近では転職する際にバックグラウンドチェックを行う企業も増えてきました。あなたの引き継ぎ状況で、転職先に悪い印象を与えるのは良くないです。現職の引き継ぎはきっちり行いましょう。

退職する旨は早めに周りに伝える

転職先が決まる前に退職の旨を伝えるのはNGですが、転職先が決まったらできるだけ早めに退職交渉を行いましょう。

こういった話は、いままでお世話になった上司や同僚を裏切る気がして なかなか話づらいものです。

ただ、これを早めに始めないと結果的に、現職の会社に転職先の会社にも迷惑がかかってしまいます。ここは心を鬼にして、お世話になった上司に退職の意志を伝えましょう。

有給消化は100%行う

会社によっては、退職前に100%の有給消化ができない会社もあるようです。ただ、これは法律で決まっているルールなので、会社のローカルルールに合わせる必要はありません。また、エンジニアとしてはこの貴重なタイミングでインプットを行いスキルアップする事もできます。有給消化は100%行って貴重な時間を有効に活用しましょう。

 

おすすめの転職エージェント

ここで、初めて転職するエンジニアに おすすめの転職エージェントを紹介します。

リクルートエージェント


【公式サイト】https://www.r-agent.com/

何を隠そう僕はリクルートエージェントを使って、何度か1000万円以上のオファーで転職しました。ですので、ここに登録しておけば間違いはありません。

なにがオススメかというと、まずは

圧倒的な求人数の多さ

僕の場合、ここで求人の8割を探して、残り2割のニッチな求人を他で探す。くらいの意識でいます。いくら腕の良いコンサルタントがいても、そのエージェント会社に良い求人がなければまったく意味がありません。
求人数がナンバーワンのリクルートエージェントに登録しておけば、その点は安心です。
さらにの良いところは、

優秀なエージェントによるコンサルティング

とにかく求人が沢山あるので、そこからマッチする会社を探すのは大変です。
ここのエージェントは、ちゃんと応募者の話を聞いて、それぞれの特性にあった求人を探してくれます。
私は何度もリクルートエージェントを利用していますが、その求人の質と提案力には毎回驚いています。
そうしてもう一つのおすすめが、これです。

面接力向上セミナー

個人的には、このセミナーに参加するためだけでも登録する価値があると思っています。僕は面接の前に、この動画を見直してイメトレをしていました。もう何回見たかわかりません。
ですのでコロナ禍に転職しようという方に真っ先にオススメするのはリクルートエージェントです!
無理に転職を進めてくるような事は絶対ありませんので、今すぐ転職するつもりがなくても相談してみる事をオススメします。

まとめ

今日は「初めての転職の注意点」という内容でブログを書いてきました。いかがでしたでしょうか?

上記の内容に注意しつつ、転職活動を成功させていただけたらと思います。

僕のブログでは、他にも転職に関する記事をたくさん書いていますので、是非見ていってください。

【実録】コロナ禍での転職活動 2021年版
今年(2021年)に何度目かの転職活動をしました(無事に転職先が決定しました)。コロナ禍で転職活動をしてみて実際にどうだったのか?リモートだから良かったところ、良くなかったところをブログに書いていこうと思います。 実際の判断基準や期間は人それぞれだと思いますが、一例として参考にしていただければと思います。
【体験談】コロナ禍での転職活動のメリットとデメリット
今日は実際にコロナ禍で転職活動をしてみたメリットとデメリットを説明します。 結論から言うと、コロナ禍での転職活動はメリットばかりです!!! 転職を検討している方は、このタイミングで活動を始めるのがオススメです。 それでは、具体的に説明していきます。
【内定者直伝】僕がAWSの転職に成功するためにやったこと
今日は実際にAWSで働いていた僕が、転職するためにやった事を公開したいと思います。AWSに転職しようと思う方にはかなり参考になる内容だと思います。早速ご紹介していきます! AWS の選考では AWS の知識よりもカルチャーフィット( = 面接)が重要です。 必ず面接対策をしてから選考に臨みましょう。 この記事では面接対策に関しても解説していますので、是非参考にしてください。 以下、僕が AWS に転職するためにやったことのまとめです。 AWS の仕事を知る AWSの求人サイトをチェック ソリューションアーキテクト プロフェッショナルサービス トレーニング エンタープライズサポート プレミアムサポート 実際にAWSの人の話を聞いてみる 転職サイトで情報収集 自分の経歴を振り返って志望動機を固める 履歴書作成 転職エージェントと話す 面接対策 「リーダーシッププリンシプル」を理解する 「ジェフ・ベゾス 果てなき野望」を読む OLP に沿ったQAの作成 テスト対策 英語 技術テスト対策 AWS の面接の難易度は高く、競争率も非常に高いです。書類選考に応募して面接まで進んでから準備していては、とうてい準備が間に合いません。 上記すべての準備が完了してから書類を応募しましょう。
【おすすめ】AWS転職に本当に役に立つ転職サイトと転職エージェント
今日は、実際にAWSに転職したことのある僕が、本当に役立つと感じた転職サイトと転職エージェントを紹介します!。早速行ってみましょう!

それでは、また!!!