年末のボーナスをもらってから転職する方法

転職ノウハウ

はじめに

緊急事態宣言も終わって、リモートワークからオフィス出勤になっている方が増えてきましたね。

コロナ後もリモートワークを継続したいから「転職もありかな?」と思っている方も多いと思います。

でも、その前に冬のボーナスをもらっておきたいですよね。

書類応募からオファー獲得まで約一ヶ月です。

年末のボーナスを貰ったら辞表提出。引き継ぎをして年明けから有給消化。

そんな計画で転職活動を始めるのはいかがでしょうか?

今日は、

年末のボーナスをもらってから転職する方法について説明します。

年末の転職活動をオススメする理由

年末は、以下の3社の活動が活発になりスピーディに転職が決まりやすいです。

  • 応募者
    • 年末のボーネスをもらって転職したい。
  • 採用企業
    • 年内の採用予算を使いきりたい。
  • 転職エージェント
    • 年末までの採用目標を達成したい

1年の中で転職を開始するのにオススメの時期です。

スケジュール

ボーナスをもらってから転職するカギとなるのは、スケジュールです。

書類応募から面接、内定までにかかる時間を意識して、逆算して転職活動を開始することが大切です。
冬のボーナス(12月)をもらってから転職するスケジュールの例
  • 11月
    エージェント登録開始 / 書類応募

    • エージェント登録開始
    • エージェント面談
    • 履歴書・職務経歴書更新
    • 情報収集 / 企業選定
    • 書類応募
    • 面接スタート

  • 12月
    内定 / 退職届

    • 内定
    • 現職ボーナス支給
    • 退職届提出
    • 引き継ぎ

  • 1月
    引き継ぎ / 有給消化

    • 引き継ぎ(まだ残っていれば)
    • 有給消化

  • 2月 〜 3月
    転職先入社

    • 有給消化(まだ残っていれば)
    • 初出社

見ていただけるとわかると思いますが、かなり過密スケジュールです。複数企業の書類選考が通って面接が重なったりすると調整が大変になります。スケジュール調整は、転職エージェントに任せることも可能ですので、上手に利用しましょう。

おすすめの転職エージェントに関しては、この記事の後半で紹介します。

ちなみに僕の場合(2021年実績)は、書類応募から内定が出るまで大体一ヶ月でした。

メリット

上記スケジュールは、冬のボーナスを満額受け取る事ができる以外に、いくつかメリットがありますので説明していきます。

企業側も採用のモチベーションが高い。

どこの企業も大抵は、年内までの採用の目標や予算を持っています。

特に外資系の企業は年度の締めが12月です。

一般にどの企業も年度の採用計画があり、伸びている企業ほど計画に実績が追いついていません。ですので、10月から12月にかけては採用のラストスパートがかかる時期です。

採用計画の目標は、人事だけでなく現場のマネージャも持っている場合もあり、この時期は現場も採用に積極的になってきます。
転職エージェントも やる気になっている時期。

短期間で転職を実現するには、転職エージェントのサポートが欠かせませんが、この時期は外資企業同様に転職エージェントも年末までの目標を達成しようとモチベーションが上がっている時期です。

前述のスケジュール感で転職したい旨を伝えれば、積極的に協力してくれるでしょう。
年末までに転職先が決まらなくても、年明けに求人が増えてくる。

ただし、焦って転職をして結果的に年収が下がったり、やりたい職種と別の職種でのオファーを貰っても意味がありません。ここは、自分が納得できるオファーをもらうまでは無理に転職する事はオススメしません。

実は、年末から年始にかけて一年で求人が最も多くなる時期になります。冬のボーナス前に転職先が決まらなくても、そのまま転職活動を続けることをオススメします。

年末年始に求人が増えてくる理由としては以下です。

  • 日系企業は3月が年度末の会社が多いので、そこまでの採用計画を実現するために採用の追い込みをかける。
  • 4月から始まる新しいプロジェクトや組織の人材の募集が始まる。
  • 年末年始の長期休暇で転職先を探す求職者が多いので、それに合わせて企業が求人を出す。
  • 冬のボーナスをもらってから辞めた社員の欠員を埋めるための募集が出る。

たとえ年末までに転職先が決まらなかったとしても、いまから転職活動を始める事によって、年末年始休暇から活動を始めるライバルたちより早くから準備ができます。そのため、良い求人が出たらすぐに応募できるというアドバンテージがあるのです。

いまから転職活動を始めることで、求人のピークの時期に優位に立つ事ができます。

注意点

冬のボーナスをもらってからの転職は、いくつか注意点がありますので、順番に説明していきます。

現職の「ボーナス支給規定」は必ず確認しましょう。

これは、あらかじめ確認しておきましょう。せっかくのボーナスがもらえなくなるのは悲しいですからね。ただ、規定がわかりやすければ良いですが、この手の規定は社内でオープンになっていない事もあります。その場合は、

ボーナス支給後に退職を申し出るのが確実です。
実際に内定が出るまでは、転職活動を行っている事は内緒にしましょう。

下手に同僚や上司に相談すると、引き止められたり 最悪の場合ボーナスの支給額に影響が出る場合もあります。転職活動を行っている事は絶対に秘密にしておきましょう。

現職に転職の意思を伝えるのは、内定が出てからにしましょう。

転職活動が進んできて、最終面接ぐらいまで進んでくると「早く楽になりたい」という気分になってきて、現職で話してしまいたくなるかもしれません。でも、ぐっと我慢してください。

最終面接がOKでも その後にオファーされた待遇(給料の金額や勤務の条件等)が納得がいくものではない可能性があります。フルリモートの職場に転職するはずが「やっぱり出社になりました」とか言われたらシャレにならないですよね。

現職に転職の意思を伝えるのは、内定が出て条件面の確認が終わってからにしましょう。
転職先の会社では、最初のボーナスが出ない場合が多い。

新しい会社での勤務が4月開始になった場合、当然ですが夏のボーナスは出ません。勤務がそれより早ければ多少はボーナスが出る可能性がありますが、通常は満額支給されないので、そのつもりでいましょう。

おすすめ転職エージェント

年末のボーナスをもらってから転職するには、転職エージェントを活用する事によって効率良く転職活動を進める事ができます。ここで、オススメの転職エージェントを紹介しておきます。

ここで紹介する すべてのエージェントが無料で利用できます。
エンワールド

【公式サイト】https://www.enworld.com/

まずオススメするのはエンワールド です。この転職エージェントのポイントは以下です。

外資系転職専門の強み

実は、日系と外資で経歴書の書き方が違ったり面接対策が違ったりします。たとえば、日系の場合は経歴に関してかなり細かく網羅的に書くのが良しとされていますが、外資系の場合は短く簡潔に書くほうが好まれます。そんな外資転職の特徴も エンワールド であればノウハウがありますのでとても頼りになります。

外資系企業への転職に興味がある方は、エンワールド で無料カウンセリングを受けることをオススメします。

Geekly (ギークリー)

【公式サイト】https://www.geekly.co.jp/

次のおすすめはGeekly(ギークリー)です。この転職サイトのポイントは以下です。

  • 首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)が対象
  • IT・WEB・ゲーム業界を専門
  • 正社員案件のみ

首都圏のIT・WEB・ゲーム業界の正社員での転職を探している方にはGeekly(ギークリー)をオススメします。

リクルートダイレクトスカウト

【公式サイト】https://directscout.recruit.co.jp/

次のオススメはリクルートダイレクトスカウト です。この転職サイトのポイントは、こちらです。

年収800万から2000万円のハイキャリアの求人が中心

少なくとも現年収が600万円以上の方の利用をオススメします

年収800万から2000万円のハイキャリアの年収での転職を目指している方は、とりあえずリクルートダイレクトスカウト に無料登録しておいて損は無いと思います。

リクルートエージェント

【公式サイト】https://www.r-agent.com/

何を隠そう僕はリクルートエージェントを使って何度か年収1,000万円以上のオファーで転職しました。ですので、ここに登録しておけば間違いはありません。

オススメのポイントは以下です。

業界最大手だけあって求人数が圧倒的に多い
僕の場合、ここで求人の8割を探して、残り2割のニッチな求人を他で探す。くらいの意識でいます。いくら腕の良いコンサルタントがいても、そのエージェント会社に良い求人がなければまったく意味がありません。
転職しようという方に真っ先にオススメするのはリクルートエージェントです!

まとめ

今回は「年末のボーナスをもらってから転職する方法」について説明しました。

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それでは、また!!!