はじめに
今日は、AWSの技術系職種にかんしてちょっとだけ詳しく解説したいと思います。
ちなみに、個々で言うAWSとは アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社の方です。
本社が外国の日本支社にありがちなパターンですが、日本では開発はやっていません。
基本的に、セールス・マーケティング・サポートがメインになります。
それぞれのお給料が気になる方は、こちらも御覧ください。
【元社員が解説】AWSで働くエンジニアの「年収」と「RSU」は?

プリセールス系
プリセールス(プリセ)という言葉自体は、古くからあるパッケージソフトの時代から使われてきた言葉です。純粋な営業を含めた、お客様がパッケージソフトを買う以前の活動を指しています。
ただし、いまはクラウドの時代なので少し意味が変わってきています。すでにAWSを使っているお客様に、新機能をオススメする活動もプリセールスに含まれています。たとえば、EC2メインに使っているお客様に対して、EKS + Fargateをオススメするような活動ですね。
ビジネスデベロップメント

まずは、ビジネスデベロップメント(ビズデブ)です。この人達は限りなくセールスに近いんですが、(正確に言うとセールスの一部なのかも?)一応ここに入れておきました。
でも、なぜ僕がここに書いたかと言うと、かなりテクニカルなノウハウを必要としていて、エンジニア系職種からビズデブにジョブチェンジする人もいるので入れておきました。
技術領域はたとえば、データベース領域とか、コンテナ領域とか、ネットワーク領域とかそんな感じです。中にはスポットインスタンスのビズデブというかなりニッチな領域の担当もいます。どんなルールで領域が別れているのかはちょっとわかりません・・・。ごめんなさい。
仕事内容は、本国のビズデブやPMと最新の情報をやり取りしながら、日本市場開拓のために見込みのあるお客様にプレゼンしたりしながら売上を拡大していきます。
仕事の半分くらい(それ以上?)は英語での仕事です。
本国の開発チームとお客様が直接やり取りするようなタイミングでは、ビズデブが通訳することが多いです。
ソリューションアーキテクト(企業担当)

いわゆる技術営業。セミナーで登壇するのは、だいたいこの人たちです。結構花形職種ですね。
社内ではSA(エスエー)と呼ばれています。
担当のお客さんがついて そのお客さんをサポートする部署と、特定の技術(RDSとか)の担当になってそのスペシャリストとして活動する部署に別れています。
お客さんをサポートする部署に配属される部署は、エンタメ系とか、ゲーム系とか、公共系とかの部署に分かれています。あとは中小型(ベンチャーに近い)企業担当なんかもあります。
お客さんとはslackで繋がっている事が多く、技術的な質問を直接されたりします。
仕事のパートナーはセールスです。
技術大好きかつ、それを人に話すのが好き。というひとにはおすすめ。
ソリューションアーキテクト(スペシャリスト)

一方こちらは、特定の技術(RDSとか)の担当になってそのスペシャリストとして活動する方です。
基本的に直接のお客さんを持っていないので、客先へ提案に行く際は、企業担当のSAが同行します。
仕事のパートナーはビズデブです。
本国とのやり取りが多いので、多くは英語のコミュニケーションになります。
最新技術大好きな人はオススメです。
ポストセールス系
一方、こちらはポストセールス系です。ただ前述の通り、クラウドになってから、プリセールスとポストセールスの仕事の内容は混ざりつつあります。何に関して一番責任を持っているのか?という点でロールが別れています。
プロフェッショナルサービス

これは、まあコンサル部署です。要件定義して設計したら、実際にはクラメソとかに投げてる?ゴメン詳しく知りません。
基本、大規模なお客様しか対応してません。そういうお客様は規模が大きくて、かつ納期も厳しい案件が多いので、スケジュールはタイトになりがちかと思います。
あとは、開発手法に関する提案なんかもやってたと思います。(あいまい)
トレーニング

テクニカルな難易度は一番低いかも(違ってたらごめんなさい)。
人に教えるのが好きな人向き。あと一日中喋ってるので、人前で喋るのが大好きなひと向け。私が知っている方たちは元エンジニアが多かったです。
あとは、サードパーティのトレーニング会社との連携も結構あったと記憶しています。
エンタープライズサポート

基本は担当が何社かついて、そのお客さんのシステムをサポートする。お客様と長く深く付き合いたい人向け。だいたい、業界毎に担当がわかれてるかな。
お客様の新規リリースの際は、インフラ設計をレビューしたり、リリース当日には一緒にメトリクスを監視して、トラブルがあったらサポートしたりします。
あとは後述するプレミアムサポートが対応しているサポートケースがスムーズに進むようにお手伝いをしたりします。
このロールもお客様と Slack で繋がっている事が多く、直接質問を受けたりします。
プレミアムサポート

狭い範囲でもシステムを深くまで理解したい人向け。
担当は、ある程度別れていて、コンピューティング系、データベース系、ネットワーク系等 それぞれの専門分野を持つことになります。
社内向けツールを駆使して調査を行うため、アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社の中では、一番システムの内部まで理解する事ができます。
僕の記憶では、唯一エンジニアで新卒が配属される部署です。
AWSで働くには?
AWSでは、いろいろな職種があることが理解いただけたと思います。そんなAWSで働くにはどうしたら良いのでしょうか?いくつか記事にまとめていますので参考にどうぞ。


AWS社員の給料は?
AWSのエンジニアどのぐらい給料を貰っているか気になりますよね?こちらで詳しく解説していますので参考にどうぞ。
【元社員が解説】AWSで働くエンジニアの「年収」と「RSU」は?

まとめ
今日は、AWSの技術系職種をちょっとだけ詳しく解説してみました。
いかがでしょうか?
AWSに関しては、こんな記事も書いてますので よろしければ参考にしてください。
【おすすめ】AWS転職に本当に役に立つ転職サイトと転職エージェント

AWSの社風やカルチャーとは?エンジニアとして働いてみて気づく良い点と悪い点



それでは、また!!!