はじめに
今日は、実際に内定をもらった経験から、AWSのエンジニア中途採用面接がどんな内容だったのか?一次面接・二次面接・最終面接ごとに説明します。これから AWS の面接を受ける方は参考にしてください。
- 面接回数は部署によって違う
- 少なくて3回、部署によっては5回から6回になることがあります。(AWS ではこれをループと呼んでいます)
- 期間を短縮するために1日に複数回面接が組まれることもあります。
- 面接対策のポイント
- OLP に対する回答を STAR 形式で用意する
(OPL に関しては詳しく説明します)。
- OLP に対する回答を STAR 形式で用意する
- その他
- 面接には バーレイザー も出席する(バーレイザーに関しても説明します)。
- 最終選考のあとのオファー面談にて人事から条件面の説明がある。
ちなみに外資系企業やIT企業への転職も考えている方は面接対策として エンワールド 、Geekly(ギークリー)や、リクルートエージェントあたりの転職エージェントを使うこともオススメします。
エンジニアの面接回数は?
私が受けたのは開発ではなくポストセールスの部署でした。面接は合計で三回でした。
一次面接の前には書類選考と技術試験・英語試験がありました。
面接対策以外でも、私が AWS に転職するためにやった事がいくつかあります。興味がある方はこちらを参考にしてください。
一次面接
一次面接の面接官は、同じ部署の同僚でした。AWSでは「リーダーシッププリンシプル」という考え方があり、従業員全員がリーダーとして考え・行動する事が要求されていました。ですので、採用面接に関してもマネージャ職でない社員も積極的に参加する事が求められています。
「amazon OLP」等のキーワードで検索して内容を確認しておいてください。
内部ではOLP(オーエルピー)と呼ばれています。
ここで聞かれることは主に以下です。
- 技術試験の内容確認
- 英語試験の内容確認
- 転職動機と今までの経歴
- OLPに基づく質問
技術試験の内容確認 / 英語試験の内容確認
この2つは、主にテストをチートしてなかったかという観点での確認です。
どんな内容を、どんな観点で回答したのか?等をちゃんと説明できれば問題ないです。
転職動機と今までの経歴
前職をやめて、AWSでキャリアアップしたいというストーリーを説明して今回の転職がキャリアアップである事をアピールしましょう。
「なぜ、AWSで働きたいのか?」をここでアピールしましょう。
ちなみにAWSは人気企業ですので、ここで働きたいという方は多いです。「御社の将来性」とか「時代はクラウドだから」というだけではなく、あなた自信に関わるプラスアルファのポイントを付加しましょう。
僕の場合は、こんな感じで説明しました。
現職で、プライベートクラウドに PaaS を導入する担当をしている。その経験から、プロダクト開発の生産性を劇的に効率を上げるにはクラウドによるパラダイム・シフトが必要だと気づいた。現在で最も進んだクラウド技術を持っているのは AWS だと認識しており、是非AWSで働きたいと考えている。実際にサービス開発をしていた立場でクラウドシフトした経験を活かして、御社およびお客様に貢献したい。
OLPに基づく質問
そして、これがAWSの面接の特徴で、かつ一番重要な質問項目です。OLPの質問が一番重要なのは、AWSのすべての面接で共通しています。というより、この後は、ほぼこの質問だけになっていきます。
ですので、OLPへの質問対策がAWS合格の一番のポイントです。
というわけで、OLP対策を詳しく書いていきます。
- Customer Obsession
- 「あなたは、いままでお客様の利益を最大化させるような経験をしたことがありますか?」
- Ownership
- 「あなたは、いままで主体的にプロジェクトを行った事がありますか?」
- Learn and Be Curious
- 「あなたは、自分自身を向上させるために努力している事はありますか?」
こんな感じです。
正直、オリジナルの OLP を読んだことがないと、曖昧すぎて答えにくい質問も多いですし、その場で考えていたら時間が足りなくなってしまします。
ですので、事前に OLP のどの質問をされても答えられるように、事前に回答を用意しておきましょう。
- S (Situation)
- そのときの状況、環境、背景等
- T (Task)
- 具体的に解決した課題、役割、任務等
- A (Action)
- 実際に、どんな行動を起こしたのか?どんな工夫をしたのか?どのように解決したのか?
- R (Result)
- その結果、何を達成したのか?どんな実績を達成したのか?この部分は数字にできるものは数字にしておきましょう。
二次面接
僕の場合、二次面接は AWS の中でバーレイザーと呼ばれる人が面接官でした。
この人達は AWS の中で決められた条件をクリアして、正式に「バーレイザー」としてロールを与えられています。
通常は、応募した部署とは別の部署のバーレイザーが面接の担当をします。
もちろん質問は、OLPに関するものが中心です。このときこそ、前述のOLPを元にしたQAが生きてきます。
もしかしたら、若干圧迫気味になるかもしれませんが、笑顔でかつ自信を持って回答しましょう。
最終面接
私の場合は、最終面接は直属の上司になる方でした。
質問内容としては以下が中心です。
- 転職動機と今までの経歴
- OLPに基づく質問
面接官から見たら、あなたが自分自身のチームの成績アップに貢献してくれそうかどうか、厳しい目で確認されるはずです。
ただし、ここでも OLP を元に質問がくる事に変わりはありません。事前に用意した QA集を元に、自信を持って回答しましょう。
AWS の採用面接の特徴
さらに幾つか、AWS の採用面接の特徴を書いておきます。
ループ
AWSでは、一次面接から最終面接までの一連の面接の事をループと呼んでいます。私の場合は全部で三回でしたが、多い場合は5回から6回面接がある部署もあります。面接官が候補者を判断するために面接のループを続けるという意味で、ループと名付けられているようです。
採用判定会議
一通りのループが終わると、最後にその候補者の面接に関わった従業員全員が参加し、採用判定会議が行われます。細かいルールはオープンにはなっていませんが、全員が100%賛成でなくても、この会議で賛成多数になるとその候補者は採用となります。
優秀な候補者が、一部の偏った考えの面接官により不採用になってしまうリスクを、この仕組で回避しています。
ですので、あなたは面接中に失敗しても気にしないでください。特定の面接官の印象が悪かったとしても、多数の面接官の印象が良ければ、その人達があなたの良さを、この会議内で説明してくれます。
オファー面談
上記の判定会議で採用となると、あなたは採用の方針になります。
ただ、これで終わりではありません。
最後に、あなたにお給料などの契約を提示して採用条件を決定するオファー面談があります。
これは、いままでのループをしていたメンバーとは別で、人事の担当から直接説明があります。
お給料やRSU等をふくめた契約内容の説明があり、問題なければサインする意思を示します。
僕は、やらなかったけどここでお給料の交渉をする余地もあるんだと思います。
(少なくとも、僕の場合、ループの間はお給料の話を一切聞かれなかったです)
AWS で働くエンジニアの「年収」についてはこちらを参考にしてください。
【元社員が解説】AWSで働くエンジニアの「年収」と「RSU」は?
オススメの転職サイトと転職エージェント
ここで、AWSへの転職にオススメの転職サイトを紹介させていただきます。
エンワールド
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またエンワールド の特徴は以下です。
外資系転職専門の強み
実は、日系と外資で経歴書の書き方が違ったり面接対策が違ったりします。たとえば、日系の場合は経歴に関してかなり細かく網羅的に書くのが良しとされていますが、外資系の場合は短く簡潔に書くほうが好まれます。そんな外資転職の特徴も エンワールド であればノウハウがありますのでとても頼りになります。
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Geekly(ギークリー)
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ロバート・ウォルターズ
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コンサルタントは全員バイリンガルですので、日本語でコミュニケーション可能です。ガチ英語環境を希望のかたはまずは無料でキャリア相談を受けてみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?AWSのエンジニア転職面接に関して書いてみました。
その他にもAWSの転職に関して、こんな記事も書いていますので、参考にしてください。
僕は転職する際は、いつも転職エージェントにも声をかけています。オススメは Geekly(ギークリー)やリクルートダイレクトスカウト あたりです。
AWSに転職するのにオススメのエージェントに関して、こちらでも詳しく書いてあるので気になる方はどうぞ。
【おすすめ】AWS転職に本当に役に立つ転職サイトと転職エージェント
これからも、いろいろなノウハウを書いていきます。
お楽しみに!!!