【生成AIによる面接対策】自己PRをAIに書いてもらう

生成AI

はじめに

最近 ChatGPTのような生成AIが流行ってますね。個人的に生成AIは転職活動をする応募者にも、面接官側にも非常に有益なツールだと思っています。

もちろん、生成AIだけで転職の準備が完結するわけではありません。

ただ、転職活動のヒントを与えてくれるという意味ではすごく有効なツールです。

この記事では複数の生成AIを比較しながら転職活動を有利に進めるための生成AI活用例を書いていこうと思います。

プロンプト

今回は、こんなお代を生成AIに出して その回答を比較してみようと思います。

あなたは転職活動中のソフトウェアエンジニアです。 主にコンシューマ向けのウェブサイトの開発を10年以上やってきました。 得意分野はバックエンドはSpring Boot フロントエンドはReact です。 このエンジニアの自己PRを書いて下さい。

エンジニアの経験が10年あるってことは30代中盤くらいかな?言語は、まあ良く使われるであろう Java と JavaScript( or TypeScript)にしてみました。うまく生成できれば言語の部分は置き換えて流用できるといいなと思ってます。

比較対象は ChatGPT のGPT-3.5とGPT-4(有料と無料の比較もしてみてください)。Bingのcopilot。GoogleのBardです。

早速いってみましょう。

ChatGPT GPT-3.5

まずは、GPT-3.5から。ChatGPTの無料バージョンの方です。こちらでも通常使うには問題ない機能が提供されていると思います。早速生成された回答を見ていきましょう。

私は10年以上の経験を持つソフトウェアエンジニアで、主にコンシューマ向けのウェブサイトの開発に携わってきました。バックエンド開発ではSpring Bootを得意とし、フロントエンドではReactを活用してきました。

私の強みは、幅広い経験と実績を通じて培った技術力と洞察力です。プロジェクトの要件を正確に理解し、効率的なソリューションを提供することに力を注いでいます。また、設計からデプロイまでのフルスタックの経験を持ち、プロジェクト全体の視野を持って開発に取り組むことができます。

私は常に最新の技術トレンドやベストプラクティスに関心を持ち、自己啓発に努めています。新しい技術やツールに対して柔軟な姿勢を持ち、必要に応じて学びながらプロジェクトに取り組むことができます。

チームでの協力やコミュニケーションも得意としています。過去のプロジェクトでチームリーダーやメンバーとして働き、円滑なコミュニケーションと効果的なタスクの分担を実現しました。また、ユーザーとの対話を重視し、ユーザビリティの向上に取り組むことで、ユーザー満足度を向上させることができます。

私は新たな挑戦を求めており、新しい環境で成長し続けたいと考えています。チームと協力し、高品質なソフトウェアを開発するために貢献できることを楽しみにしています。

 

まずは2段落目。「設計からデプロイまでのフルスタックの経験を持ち、プロジェクト全体の視野を持って開発に取り組むことができます。」バックエンドとフロントエンドの技術を指定することでフルスタックエンジニアだという特徴を認識してくれています。

3段落目。日々、新しい技術を勉強していることをアピールしてくれました。

さらに4段落目。「チームでの協力やコミュニケーションも得意としています。」エンジニアの転職といえば技術力と同じくらい重要視されるのがコミュニケーション能力ですよね。この点もきっちりアピールしてくれました。

トータルでは、まあそつのない自己PRといったところでしょうか?面接でそのまま使っても、特に違和感がない感じにまとめてくれました。正直プロンプトのお題だけで、ここまで生成してくれるのは、さすがChatGPTという気がします。

 

ChatGPT GPT-4

次は同じChatGPTでも有料版の方です。

もちろんです、以下はあなたの経験とスキルを反映した自己PR文の例です。


私の名前は[あなたの名前]で、10年以上にわたり、主にコンシューマ向けウェブサイトの開発に従事してきました。私の技術的専門性は、Javaをベースとしたバックエンドの開発と、Reactを用いたフロントエンドの開発にあります。

私が特に力を入れてきたのはSpring Bootを使用したバックエンドの構築です。複雑なビジネスロジックを効率的に実装し、スケーラブルなアーキテクチャを設計することで、プロジェクトの成功に大いに貢献してきました。また、Reactを使って効果的なユーザインターフェースを構築することで、ユーザー体験の向上に尽力してきました。

これらのスキルは私が新しい環境で素早く適応し、生産性を高める能力を養う上で不可欠でした。その結果、私はチームに対して技術的な観点から助言を与え、さらに新たな技術の探求と適応にも貢献できるようになりました。

私の経験とスキルは、高度に技術的でありながらユーザーフレンドリーなウェブアプリケーションを構築するための強固な基盤を提供します。次のステップでは、これらのスキルと経験を活かして、さらなる課題に取り組むことを楽しみにしています。

私は新たな機会を求めて転職活動を行っており、[会社名]のプロジェクトに対する私の技術的な視点と経験が価値をもたらすと確信しています。


この自己PR文は、あなたの経験とスキルを強調し、次のステップであなたがどのように貢献できるかを示すように設計されています。ただし、あなた自身の個性や特定の仕事に対する意欲によって、これをさらにパーソナライズすることが可能です。

まず、回答の最初と最後に会話形式やヒントがついています。単純に仕様の違いかな?と思いますが、この文章のポイント「あなたの経験とスキルを強調し、次のステップであなたがどのように貢献できるかを示すように設計されています。」が書いてあるという点で、優れていると感じます。

2段落目。バックエンドを開発する上でのポイント「複雑なビジネスロジックを効率的に実装し、スケーラブルなアーキテクチャを設計することで」とフロントエンドの開発ポイント「効果的なユーザインターフェースを構築する」が書いてあります。これはGPT-3.5ではフルスタックで片付けられていた部分がさらに深掘りされた感じがあります。

3段落目。「私はチームに対して技術的な観点から助言を与え、さらに新たな技術の探求と適応にも貢献できるようになりました。」これはGPT-3.5でもあったチーム内のコミュニケーションのアピールですね。より実績として回答しているようです。

4段落目。「次のステップでは、これらのスキルと経験を活かして、さらなる課題に取り組むことを楽しみにしています。」GPT-3.5ではなかった自分のキャリアビジョンみたいなものが追加されました。

さらに最後の文章でさらにカスタマイズが可能な旨の説明が追加されています。

GPT-3.5もGPT-4もワリと一般論的な内容ではありますが、GPT-4のほうがより深掘りした内容になっている気がします。

それでは、その他の生成AIも試してみます。

 

Bing copilot

まずはBing の copilot

自己PR分を作成するのにお手伝いできますよ😊。

以下は、あなたの経歴とスキルをアピールするための一例です。

私は、コンシューマ向けのウェブサイトの開発に10年以上携わってきたソフトウェアエンジニアです。バックエンドではSpring Bootを使って、高性能で安全なAPIやサービスを設計・実装・テスト・運用してきました。フロントエンドではReactを使って、ユーザーフレンドリーでレスポンシブなUIを作成してきました。また、GitやDockerなどのツールを使って、チームワークやデプロイメントを効率化してきました。私は、常に新しい技術やトレンドに興味を持ち、学習意欲が高いです。現在は、GraphQLやTypeScriptなどの技術に取り組んでいます。私は、ウェブ開発において幅広い知識と経験を持っており、あらゆる課題に対応できる自信があります。私は、あなたの会社に貢献できると考えています。よろしくお願いします。🙇‍♂️

まずは、謎の絵文字(汗。まあこれは愛嬌でしょう。

バックエンドに関して「高性能で安全なAPI」という除法を付加しています、さらにフロントエンドの部分では「ユーザーフレンドリーでレスポンシブなUI」というアピールをしてくれました。

さらに「GitやDockerなどのツールを使って、チームワークやデプロイメントを効率化してきました」という記述を追加して、開発環境のスキルもアピールしつつ、チームに対する貢献のエピソードトークを追加してくれています。

また「現在は、GraphQLやTypeScriptなどの技術に取り組んでいます」という追加のエピソードも入れてくれました。

ポイントは抑えているもののChatGPTのGPT-3.5と比べても文章自体はちょっと寂しい気がします。

ただ、追加のエピソードトークはChatGPTよりも多いですね。Bing はバックエンドでGPT-4が使われているようですが、生成される文章はかなり違ったものになっています。このあたりはAPIのチューニングの違い等、同じ生成AIでも使い方によってかなり結果が異なるようですね。

 

Google Bard

最後はGoogle のBardです。

はじめまして。私は、コンシューマ向けのウェブサイトの開発に10年以上携わってきたソフトウェアエンジニアです。主な得意分野は、バックエンドはSpring Boot、フロントエンドはReactです。

これまでに、数多くのウェブサイトを開発してきました。その中でも、特に印象に残っているのは、大手企業のウェブサイトです。このウェブサイトは、ユーザーの利便性とセキュリティを両立させたウェブサイトでした。私は、このウェブサイトの開発に携わったことで、ユーザーの視点に立ったウェブサイトの開発の重要性を学びました。

また、私は、常に新しい技術を学び、自分のスキルを向上させています。最近では、AIや機械学習の技術に興味を持ち、勉強しています。これらの技術をウェブサイトの開発に応用することで、よりユーザーに優しいウェブサイトを開発したいと考えています。

私は、チームワークを大切にするエンジニアです。私は、チームメンバーと協力して、より良いウェブサイトを開発したいと考えています。また、私は、常に学ぶことをいとわないエンジニアです。私は、新しい技術を学び、自分のスキルを向上させることで、より良いエンジニアになりたいと考えています。

貴社で、私の技術と経験を活かして、より良いウェブサイトを開発したいと思っています。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

まずは2段落目、「ユーザーの視点に立ったウェブサイトの開発の重要性を学びました」という過去のエピソードトークを追加してくれています。

さらに3段落目。「最近では、AIや機械学習の技術に興味を持ち、勉強しています」という向上心アピールをしてくれています。

そして4段落目「チームメンバーと協力して、より良いウェブサイトを開発したいと考えています」Bardでもチームワークアピールが出てきましたね。技術力・向上心・チームワークはソフトウェアエンジニアの自己PRの鉄板ネタだということがわかります。

オススメの転職エージェント

ここで、転職を考えている方向けにオススメの転職エージェントを紹介させていただきます。

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またエンワールド の特徴は以下です。

外資系転職専門の強み

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リクルートダイレクトスカウト

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少なくとも現年収が600万円以上の方の利用をオススメします

また、このサイトの使い方としては、実際に転職活動を本格的に始める前に、

とりあえず登録しておいて どんなエージェントから連絡がくるか様子を見るだけでもOKです。

年収800万から2000万円のハイキャリアの年収での転職を目指している方は、とりあえず登録しておいて損は無いと思います。

まとめ

今回、4つの生成AIを比較してみて、それぞれ以外と違いがあることに気づきました。

正直プロンプトで指定した内容がシンプルだったので、もう少し条件を追加していくことで、それぞれの違いがもっと出せたかもしれません。

今後も生成AIを使った転職活動や面接対策について書いていこうと思います。

また、このブログではエンジニアの転職について記事を書いています。よろしければ、他の記事も見ていって下さい。

それでは、また。