はじめに
【「会社の人事」や「転職エージェント」が絶対に教えてくれない本当のキャリアプラン】というタイトルで、いくつか僕がキャリアプラン形成の過程で影響を受けた先輩方(まったく面識がない方も含め)のブログや記事を勝手に紹介しています。
今回は牛尾さんという米マイクロソフトのエンジニアです。僕自身は牛尾さんが DevOps のエバンジェリストをされていた頃に、数回お話しを伺った事があります。
今回のテーマは「スーパーなエンジニアはスーパー転職準備をしている」というものです。
もしかしたら、このブログを読んでいただいている方の中には、「エンジニアとして実力がついていけば自然にキャリアアップできる」と思っている方もいると思いますが、そういうわけでは有りません。これだけ有名な方でスーパーなエンジニア(ご本人はかなり謙遜されていますが)でも、スーパー努力したうえで転職が成功しています。
というわけで牛尾さんのブログをご紹介させていただきます。
スーパーな転職準備
では、どんな準備をされていたかというと。こんなふうに書かれています。
情報を得る
- プロダクトチームの人に話を聞く
- 書籍
- ブログ
実力をつける
- LeetCode
- プログラミング師匠を持つ(わたしの場合かずきさん)
- 技術を学んだら、ブログに書く
Visibility を上げる
- リポジトリにコントリビュートする
- オフィシャルドキュメントに寄稿してコントリビュートする
- 英語でブログを書く
- Azure Functions のプロジェクトを実施して、チームとコミュニケーションをとる
- チームの人と Serverless のイベントをつなぐ
- Linked In をアップデート
スペシャリティ
- DevOps, Agile (技術と、チームビルディング、マインドセット)
- Kubernetes, Go
- パッション
僕は一社に転職するために、ここまでやりきったことはありません。「これだけ努力しているから、スーパーなポジションで働けるんだな」と納得しました。
牛尾さんも、理想のポジションにつくのにこれだけ努力しているんです。キャリアアップ転職のためには、どんな人でも努力や準備が必要だなと改めて気づきました。
結局合否を分けるもの
で、これを読んでいて気付いた事ですが、結局合否をわけるのはそのエンジニアの経験やスキルの優劣ではなく、
だと言うことです。
このブログでもこのように書かれています。
先にプロダクトチームにいったブラジルの友達が言っていました。「自分はめっちゃたくさん面接受けたけど、どれも全然違った。あるチームでは、お前はジュニアの力しかないといわれたけど、別のチームでは、実力があるから、アップグレードしてシニアとして採用しようと言われた。評価も含めて全然ちがうのが普通。自分は同じなのにね」ここでも、やっぱり受けないと始まらないことがわかります。受けて落ちても得ることがあるので、受けて損することはありません。
いまのポジションで評価されていない方は、単純にその会社内でも需要と供給が合っていないだけかもしれません。あなたを必要として、かつ高く評価してくれる会社が他にあるかもしれません。
また、もし転職に失敗しても気にする事はありません。あなたのスキルや経験が低かったわけではなく、単純に需要と供給が一致しなかっただけです。
まとめ
今日は、「会社の人事」や「転職エージェント」が絶対に教えてくれない本当のキャリアプラン(スーパーなエンジニアはスーパー転職準備をしている)ということで、米マイクロソフトで働かれている牛尾さんのブログを(勝手に)紹介させていただきました。
それでは、また!!!