楽天に転職する前にやっておくべき事と注意点

楽天

はじめに

今日は「楽天に転職する前にやっておくべき事と注意点」という内容で、実際に楽天で働いてみて感じた事を書いていこうと思います。

楽天は、いわゆる体育会系の会社で誰にでもオススメできるわけではありません。それでも中途社員がたくさん入ってきているのは、オファー年収が高いからです。外資から日系の企業に転職しようと思ったときに候補になる企業のうちの一つです。
ただし、「社内公用語も英語なんで、外資企業みたいなもんかな?」と思って転職しちゃうと、全然違うカルチャーなので気をつけてください。

入社前にやっておくべき事

まずは、入社前にやっておくべき事からです。

TOEIC 800 点以上を取っておく

楽天では入社二年後までに TOEIC 800点をクリアしないと、給料の 10% が減額されてしまいます。これは結構有名な話なので、普通は 800点以上取得してから求人に応募するんですが、たまに 800 点以下の状態で入社する人がいます。もともと英語が得意な方なら良いんですが、そうでない人の場合、かなり苦労することになります。

関わったプロジェクトが忙しくて勉強する時間がなかったりすると、金銭面でもダメージが大きいですし、メンタル的にもつらくなってきます。

なかには 10% 引かれたまま10年以上働き続ける強者もいますが・・・。

楽天で働くのであれば入社前に 800点はクリアしておきましょう。
もちろん英語の読み書きと英会話

エンジニア組織であれば、半数くらいはノンジャパニーズのエンジニアです。部署によっては、日本人の方が少数という部署もあるかもしれません。

ですので実際の英語力としては TOEIC 800点では足りないと思います。もちろん会話ができれば良いですし、楽天で働いているエンジニアは日本人に対して優しいし、日本人慣れしているので、ネイティブと話すような英語でなくてもOKです。

実際に、ほとんどの日本人は日本語英語で話しています。

文法や発音はあまり気にしなくても良いですが、とにかく英語でコミュニケーションを取れるようにしておいた方が良いです。
「成功のコンセプト」と「成功の法則92ヶ条」を読んでおく

こちらの2冊は、以前は採用面接の際の課題図書になっていました。今はそういった事はありません。

ただ、入社してから、このあたりの話は評価の際にでてきますし、Get Things Done 等は通常の会話でもちょくちょく出てきますで、理解して置いた方が良いと思います。

成功のコンセプト (幻冬舎文庫) [ 三木谷浩史 ]

成功の法則92ヶ条 (幻冬舎文庫) [ 三木谷浩史 ]

US 配列キーボードに慣れておく

エンジニア系のPCは、Windows / Mac ともにすべて US キーボードです。ちなみにデフォルトの状態では OS も英語のままです。

いま配布されているPCは基本ラップトップなので、キーボードは変更できません。まあリモートで働いている場合は外付のキーボード使えば良いわけですが、何かの用事でオフィスに行った際にキーボード持ち歩くのも格好悪いですよね?

OSやソフトウェアは日本語化できますが、キーボードは変えられないので USキーボードに慣れておく事をオススメします。

注意点

次は、入社する前に理解しておくべき注意点です。

トップダウンでマイクロマネージメントで体育会系な独自カルチャー

前述の本を読んでいただければ理解できると思いますが、基本的にはトップダウンの会社です。

例えば、

リモートワーク全盛のこの時期ですが、データセンターの機器障害で比較的大きめのトラブルがあった翌週に、突然 「来週からエンジニアは来週から週5で出社」って号令が出たり(もちろん基礎疾患があるとかリスクがある人は別ですが)、楽天モバイルの契約を取って来いと号令が出て、 全社員がそれぞれ何件契約を取ったかというリストが名前付きで全社公開される等・・・。

特に役職が上がれば上がるほど、体育会系カルチャーなので、こういうカルチャーが無理なかたは要注意です。
転職エージェントからは「最近は以前に比べると緩くなってますから安心してください。」とか言われますが、IT系の他社に比べると以前としてストロングなカルチャーなので気をつけましょう!!!
毎週月曜日の AM 8:00 から朝会がある。

通常の業務開始は AM 9:00 からですが、月曜日のみ AM 8:00 から業務開始です。いまはリモートなので、動画配信のみですが、出社していた頃は 入館カードの履歴から出欠が管理されていました。

後述しますが、コロナが収まった後は、毎週月曜日は 8:00 から出社する覚悟でいた方が良いです。

本音と建前が乖離している

これは、僕の主観によるところもかなり大きいんですが。

メールとかドキュメントに、「このタスクは必須です」となっているにもかかわらず、誰もやってないという事が多いです。たとえば、僕の部署では毎週の週報が必須という事だったので、入社してからしばらくは毎週週報を書いていました。週報は週報用のMLに送信するんですが、しばらくしてそのMLには入社後すぐの新人しか送ってない事に気づきました。そうなんです、ルールにはなってるので何もしらない新人は週報を書いてるんですが、そのうち書かなくなる。なので、そのMLには新人しか週報を送ってなかったんです。あと、細かい事だと 上り専用と下り専用の階段があるとか、廊下が一方通行とか、、、。この類の誰も守らないルールが山程存在します。

ワクチンを打ち終わったらリモート勤務は終了するかもしれない

これも正直な話、僕の主観が入っています。

ただ、社長が出社好きなのと、複数の関係者の証言から コロナ禍が収まったら全員出社になる可能性は高いなと思います。いまはリモート中心なので、気にならないと思いますが、出社するようになって、「こんなはずじゃなかった」とならないように注意しましょう。

有給休暇が少ない

入社して数年は有給休暇がすくなくてびっくりします。たしか、1年目は10日ぐらいしかなかったような・・・。あと試用期間の三ヶ月間は有給なしです。

401Kとか退職金がない

401Kとか退職金の積立がないので、他社と比較して提示されている年収が同じでも、実質の金額は少ないという点も注意点です。

まとめ

今日は「楽天に転職する前にやっておくべき事と注意点」という内容で書いてみました。

正直、楽天はIT系のカルチャーの会社ではないですので、合う合わないがハッキリわかれると思います。それでも人が入ってくるのは、業界水準と比べると給料が高いからでしょうね。

オフィスのランチが無料で提供されているので、福利厚生が充実しているのかな?と思いがちですが、現在はリモートワークでオフィス系の福利厚生が一切ないです。それに加え 有給休暇が少なかったり、401Kが無いので、福利厚生はこの規模の会社にしては寂しい状態です。

あとは、社内の役割分担が進んでいて、仕事の責任や難易度がそこまで高くないというのが僕の印象です。

「英語が得意で、仕事は型にはまった事ができればOKで、会社には現金を求める。」というタイプは楽天にマッチします。

もし楽天に興味がある方は、転職エージェントを使って情報収集してみるのが良いと思います。

僕のブログでは、以下の記事も書いていますので、是非見ていってください。

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それでは、また!!!