「会社の人事」や「転職エージェント」が絶対に教えてくれない本当のキャリアプラン(自分戦略編)

エンジニアのキャリア

はじめに

今回から【「会社の人事」や「転職エージェント」が絶対に教えてくれない本当のキャリアプラン】というタイトルで、いくつか僕がキャリアプラン形成の過程で影響を受けた先輩方(まったく面識がない方も含め)のブログや記事を紹介していこうと思います。

第一回の今回は、仙石浩明さんという方のブログからです。この方は、以前サイバードという会社に務めていたのですが、その後 KLABの初代CTOになり 40代でアーリーリタイヤ。現在は資産の運用を行いながら悠々自適にすごされています。

こういった優秀な方は、どのようにキャリアプランを考えてるのかな?と思っていたところ、この記事を見つけました。

僕自身が薄々考えていた事もありますが、ここまで明確な説明は「会社の人事」や「転職エージェント」は絶対にしてくれません。なぜなら、この情報はエンジニアとしての僕自身の利益になっても、会社や転職エージェントの利益にならないからです。

これから社会人になる大学生向けにかかれたブログですが、社会人の僕にとっても参考になる情報でした。

仙石浩明の日記: 自分戦略 〜 なぜ成功できないのか?

以下、概要を説明していきます。

戦略1「選択肢を減らさない」

まずは、会社を選んだり転職する時に、目先のメリットにとらわれず選択していきましょうというお話です。とくに「短期的な給料アップ」や「いま自分がやりたいこと」が本当に将来につながっていく事なのか?を感情に流される判断する事が重要だと説明されています。

また「みんなと同じ」はリスク最大リスクを取らないリスクを考えながら選択を行う。最悪の事態を常に想定して、別の道へ転向する選択肢を残しておきながら、チャンスに備えましょうと書かれています。

どういう考えでキャリアの選択をしていくべきか?といった点が非常に参考になります。

そして

計画的偶発性によってチャンスを増やしていきましょう

という話もしています。計画的偶発性に関しては、このあたりを参考にしてください。

戦略2「論理的に考える力を鍛える」

ここでも自分の気持を大切にしていてはダメという説明をしています。

また、成功できないのは「失敗」が少なすぎるから、リスクを負わなければ失敗も無いので積極的に自分の考えを発表する場をもち、論理的に考える力を常に鍛えていく必要性を訴えています。

戦略3「社会の本質を見抜く」

現実の社会の仕組みを知るには、お金の仕組みを知る必要があるという説明をしています。僕がいちばん納得したのはこの部分です。

現在のお金持ちってどんな人でしょうか?ビル・ゲイツにしろジェフ・ベゾスにしろ孫正義にしろ、みなさん何故あんなにお金をもっているのでしょうか?やっぱり現代の資本主義経済の世界では株の話を避けて通れません。

また、皆さんの会社でも、優秀な社員・エンジニアほど高い給料をもらっているわけではないですよね?それは、何故なんでしょうか?

労働の対価として給料が払われているというのは本当でしょうか?

ここでは、社会を知らない学生さんは「カモネギ」、大人は無知な学生や新人からの摂取を無意識に行っていると書かれています。それを知らないで社会に出るのは非常にリスクが高いと僕自身も感じます。残念ながら社会では「ただのいい人」は、働かされて終わりです。では、利益を得るにはどうすれば良いのでしょうか?

「努力は報われる」はプロパガンダであり、本当に報われるのはリスクを負った人のみ

と説明しています。

つまり、 資本主義が言うように、 給料は労働の対価ではなく、 単に労働力の再生産 (つまり労働者が次の日も納得して働いてくれること) に必要な 「コスト」 に過ぎません。 労働者の技術の優劣と、給料の高低との間に、直接の関係はありません。 もちろんモチベーション向上のために関連性を 「演出」 することはありますが、 結局のところ給料は多くの人が納得する 「相場感」 で決まってくるのです。 努力が報われないなんて、 そんな社会は間違っている!と思いたい気持ちは重々分かりますが、 実際の社会はそういう仕組みなのですから否定したところで始まりません。

これは僕も薄々は気付いている事ですが、これを読んだ時にスッキリ理解する事ができました。

まとめ

今日は、「会社の人事」や「転職エージェント」が絶対に教えてくれない本当のキャリアプラン(自分戦略編)ということで、仙石浩明さんという方のブログを紹介させていただきました。

特に戦略3「社会の本質を見抜く」の内容は、会社で教えてもらえることはまずありませんし、もしかしたらあなたの上司も勘違いしているかもしれません。

仙石さんのブログからエッセンスを読み取って、すこしでも皆さんのキャリア形成のヒントにしていただければと思います。

僕のブログでは、エンジニアの転職関していろいろな記事を書いていますので、よろしければ他の記事も見てみてください。

それでは、また!!!