はじめに
今日は、僕が実際に楽天へ転職したときに、どんな準備をしたのかを紹介します。
僕は楽天市場の開発部門で、エンジニアのマネージャとして働いていました。この記事では、その仕事に就くまでにやった情報収集や、書類・面接の準備などをまとめています。
これから楽天に応募しようと考えている方も、「ちょっと興味があるけど、何から始めればいいんだろう?」という方も、参考にしてみてください。
僕が取り組んだ準備は、大きく次の4つです。
- 楽天の仕事内容や社風を調べ、自分に合う応募先を考える
- これまでの経験を整理し、履歴書・職務経歴書にまとめる
- TOEICやコーディングテストなど、必要なテストの対策をする
- 面接で話す経験や志望動機を整理し、伝える練習をする
書き並べると、なかなかやることが多いですね。この記事では、僕がどんなところで迷い、どう準備を進めたのかも含めて紹介していきます。
TOEIC対策が気になる方は、先に「TOEICの勉強をする」の節をご覧ください。
それでは、まずは楽天の求人を見るところから始めましょう。
楽天の仕事内容や社風を調べ、自分に合う応募先を考える
楽天の採用ページを見る
まずは、楽天の採用ページを開いてみましょう。
楽天は似たようなエンジニア求人が大量にあるので、いきなり全部を見ようとすると大変です。まずは条件を絞りながら、自分に関係がありそうな求人を見ていきましょう。
中途採用のページから、興味のある職種を選ぶ
採用トップページの「MID CAREER RECRUITING(中途採用)」を選びます。
エンジニアの仕事を探す場合は、「ENGINEER(プロダクト開発/エンジニア)」のところを見てください。
アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、プロジェクトマネージャーなどの職種が並んでいるので、自分の経験や希望に近いものを選びましょう。
勤務地や得意なスキルで絞り込む
求人一覧に進んだら、「条件で絞り込む」で勤務地やスキルを設定します。
例えば、勤務地は「東京都」、スキルは「Java」「Python」など、自分が経験してきたプログラミング言語を選んでみてください。
スキルにはプログラミング言語だけでなく、「Project manager」のような項目もあります。自分の経験に合わせて絞り込むと、最初から大量の求人を読み比べずに済みます。
求人の部署名と、求められる語学力を見る
気になる求人が見つかったら、仕事内容や必要な経験を確認してみましょう。
ちなみに、求人の件名の最後についている「ECBD」とか「ECID」とかの文字は部署名です。同じような職種名でも、この部分が違えば募集している部署が違います。
また、募集ページには、次のように求められる語学力が書かれていることがあります。
Languages:
English(総合-1-初級)、Japanese(総合-4-流暢)
英語があまり得意ではない人は、この「English」の部分にも注目してみてください。「楽天だから、どの仕事も同じ英語力が必要」というわけではなく、求人ごとの条件を見ることが大事です。
英語のレベルでも絞り込める
求人一覧の「条件で絞り込む」には、「言語レベル」という項目もあります。
例えば「English(総合-1-初級)」を選ぶと、その条件の求人を表示できます。英語に自信がない方は、求められる英語のレベルを目安に、応募先を検討してみてもよいと思います。
仕事内容や必要な経験と合わせて見ていくと、自分に合いそうな求人を探しやすくなります。
それでも応募先を選び切れないときは
条件を絞っても、似たような求人がいくつも残ることがあります。部署名や仕事内容を読んでも、「結局、どこが自分に合うんだろう?」と迷うんですよね。
部署の略称が分かっても、その部署で自分の経験がどう活かせるかまでは、求人票だけでは判断しにくいと思います。
そういうときは、転職エージェントに応募先選びをサポートしてもらいましょう。
後の「転職エージェントを探す」の節では、応募先の相談と、部署を絞らずに応募する「オープンポジション」について説明します。
転職サイトで情報収集
もし、この段階で楽天に興味がでてきたら、もっと詳しい情報を調べましょう。
転職会議には、どんな面接をやっているのか?とか、どの職種の人がどれぐらいのオファーをされたのかが書いてあります。
まずは、ここで情報収集しながら作戦をたてましょう。
その他にも楽天に転職する際の注意点をまとめていますので参考にしてください。

「成功のコンセプト」を読む
社長が書いた本ですね。ざっくりこんな目次です。
- 常に改善、常に前進
- Professionalismの徹底
- 仮設・実行、検証、仕組み化
- 顧客満足の最大化
- スピード!!スピード!!スピード!!
書いている事は、ごくまっとうな事です。僕は全然違和感ありませんでした。ただし、この本が生理的にムリな方の入社はオススメしません。
正直、いまは日本出身じゃない方も多いので、そこまで強烈なカルチャーは残っていませんが、根底にはこの精神が染み付いています。特に役職が上がれば上がるほど、その傾向は強くなります。
僕も20代のころだったら、きっとダメだったろうな・・・。いわゆるITベンチャー系の文化や働き方に慣れた方は、かなりギャップがあるかもです。その意味でも入社を検討されている方は一度読んでみる事をオススメします。
「成功の法則92ヶ条」を読む
社長が書いた本その2です。「成功のコンセプト」が大丈夫だった方は、こっちもOKだと思います。
一昔前は、この2冊の読書が面接に必須の宿題でしたが、いまは特に指定してないみたいです。
楽天で見る
これまでの経験を整理し、履歴書・職務経歴書にまとめる
履歴書作成
求人を見て、どんな仕事があるのか分かってきたら、これまでの経験を履歴書・職務経歴書にまとめてみましょう。
最初から完璧に仕上げる必要はありません。まずは、自分がどんな仕事をしてきたかを書き出すところからです。
エンジニアなら、使ってきたプログラミング言語や技術に加えて、次のようなことも整理してみてください。
- どんなサービスやシステムを担当していたか
- チームの中で、どんな役割を担っていたか
- どんな課題があり、自分は何を工夫したか
- その結果、何が改善したか
例えば「Javaで開発していました」だけだと、担当していた仕事がなかなか伝わりません。「どんなシステムの、どの部分を担当し、何を改善したのか」まで書くと、経験が具体的になります。
マネジメント経験がある方は、チームの人数だけでなく、採用や育成、プロジェクトの進行など、どこまで担当していたかも書いておきましょう。
この段階では、ひとまず8割くらいの完成度でも大丈夫です。 応募する仕事が決まれば、強調したい経験も変わります。まずは相談するときに見せられるものを用意して、そこから磨いていきましょう。
転職エージェントを探す
楽天の求人を調べ、これまでの経験を書き出してみても、「結局、自分はどの部署に応募すればいいんだ?」と迷うことはあると思います。
そんなときは、転職エージェントに相談してみましょう。これまでの経験と希望する仕事内容を伝えて、応募先選びを手伝ってもらうわけです。
ここで知っておきたいのが、「オープンポジション」という応募方法です。
僕が転職活動をしていた当時は、部署を特定せずに「アプリケーションエンジニアとして応募する」といった求人を扱うエージェントがありました。
この場合、自分で部署をひとつに決めて応募するのではなく、楽天側が経歴を見て、合いそうな部署を検討し、書類選考を進める形になります。
自分だけでは見つけにくい応募先も、楽天側に検討してもらえる。似た求人の違いが分からず迷っている人には、知っておいてほしい選択肢です。
ただし、エージェントによってはオープンポジションを扱っていないこともあります。まずは取扱いがあるか、どのように選考が進むのかを確認してください。
また、応募先の相談と一緒に、履歴書・職務経歴書も見てもらいましょう。自分では当たり前だと思っている経験でも、応募する仕事に合わせて、もっと伝えたほうがよいことがあるかもしれません。
職務経歴書もテストや面接の対策も、全部仕上げてから相談する必要はありません。まずは経歴と希望を伝え、どんな求人を目指して、何を準備するかを考えていきましょう。
なお、オープンポジションへの応募も書類選考です。相談したらそのまま応募するのではなく、必要な準備や応募のタイミングを担当者と確認しておきましょう。
僕が楽天への転職で実際に使ったのは、リクルートエージェントでした。
面接前には、同社の面接力向上セミナーの動画も何度も見直しました。実際に利用して楽天への入社につながったので、相談先に迷っている方には、まず候補に入れてほしいエージェントです。
求人を見比べるだけで手が止まっているなら、これまでの経験と希望を伝えて、応募先選びから相談してみてください。
※求人の紹介可否は、募集状況や経験・希望条件によって異なります。
ほかのエージェントの特徴も比べたい方は、こちらにまとめています。
TOEICやコーディングテストなど、必要なテストの対策をする
TOEICの勉強をする
これは有名な話ですが、
僕がTOEIC 800点をクリアした勉強法に関して、こちらで書いてますのでよろしければ見ていってください。
【エンジニアのキャリアアップ 】転職に必要な英語力はTOEIC何点か?

コーディングテスト対策
Codility.com ですね。エンジニアの採用でも、これがある部署とない部署があります。あと、マネージャ採用だと、ほぼ求められません。
https://www.codility.com/
楽天をエンジニアで受けてみようという方は、練習しておくことをオススメします。出題も英語なので、その意味でも事前に慣れておいたほうが良いです。
ちなみに楽天のエンジニア求人でもコーディングテスト無しの部署はあります。
たとえば
面接で話す経験や志望動機を整理し、伝える練習をする
職務経歴書がまとまったら、次はその内容を自分の言葉で説明する準備です。
書類には書けても、面接で「具体的に教えてください」と言われると、意外とうまく話せないものです。まずは、次の3つを整理しておきましょう。
- なぜ今の会社から転職しようと思ったのか
- 楽天で、どんな仕事をしたいのか
- その仕事に、これまでのどんな経験を活かせるのか
求人を調べたり、社風について読んだりしたことも、ここで役に立ちます。「楽天に興味があります」から一歩進めて、興味を持ったサービスや仕事内容と、自分の経験をつなげて考えてみてください。
仕事の経験は、結果だけでなく「自分が何を考えて、どう動いたか」まで話せるようにしておきましょう。
例えば、開発が予定どおり進まなかったときにどう対応したか。障害の原因をどう調べ、再発を防いだか。チームの意見が分かれたときにどう進めたか。自分が実際に関わった出来事を振り返ると、話す材料が見つかると思います。
僕が知る範囲では、楽天の面接は、一次が現場マネージャ、二次が課長クラス、最終が部長クラスという流れが多くありました。面接時間も30〜45分ほどと短めで、早い段階から具体的な質問に入る印象です。応募する部署や役職によって異なるので、選考の流れは事前に確認しておきましょう。
準備した話は、一度声に出して練習してみてください。経緯を全部説明しようとすると、それだけで時間を使ってしまいます。最初に要点を伝えて、質問されたところを詳しく話せるようにしておくと、やり取りしやすくなります。
ここでも、転職エージェントに練習相手になってもらうと役立ちます。 自分では分かりやすく話しているつもりでも、初めて聞く人には伝わらないことがあります。話が長すぎないか、自分の役割や工夫が伝わるかを見てもらいましょう。
楽天の面接については、僕が実際に受けたときの内容を別の記事にまとめています。具体的な質問や選考の流れが気になる方は、こちらも参考にしてください。

応募のタイミングを決める
応募したい仕事が見えてきたら、必要な準備と応募のタイミングを考えましょう。
テストや面接の対策をすべて終えてから応募するか、選考と並行して進めるかは、準備状況や選考日程によって変わります。エージェントを利用している場合は、担当者と相談しながら決めていきましょう。
まとめ
今回は、僕が楽天への転職に向けて取り組んだ準備を紹介しました。
まずは仕事内容や社風を調べ、これまでの経験を整理する。そのうえで、必要なテストや面接の対策を進めていきましょう。
求人の部署表記や英語のレベルは、応募先を考える手がかりになります。本や口コミを読むことも、自分に合う会社かどうかを考える材料になります。
それでも、似たような求人を読み比べているうちに「結局、自分はどこに応募すればいいんだろう?」と迷うことはあると思います。
そんなときは、これまでの経験をまとめたものを持って、転職エージェントに相談してみてください。応募先の候補や、書類で伝えたほうがよい経験を一緒に整理してもらいましょう。
僕が楽天への転職で実際に利用したのは、リクルートエージェントです。相談先に迷っている方には、まず候補に入れてほしいと思います。
相談する段階で、TOEICの勉強や面接対策まで終わっている必要はありません。応募に向けて何を準備するか、というところから相談して大丈夫です。
ほかのエージェントの特徴も比べたい方は、こちらをご覧ください。


